こんにちは。ふゆりんごです。
今回から新たなジャンル、「カラオケ」について投稿していきます。
twitterではよくツイートしていますが、私はカラオケに1人でよく通っています。
約半年カラオケに通い続けていて、スコアラーほどではないもののそこそこ良い点数を出せるようになりました。
今の自己べ。スコアラーほど凄くはないです。
というわけで、今回から「カラオケ」に関するブログも書いていこうと思います。
初回は「カラオケの機種と採点の違い」の話です。
※一部画像をDAMやJOYSOUNDの公式サイトから引用しています。
「DAM」と「JOYSOUND」の違い
カラオケの機種として「DAM」「JOYSOUND」が存在しているのは大半の人が名前くらい聞いた事があるでしょう。
現在一般的に普及しているカラオケには株式会社エクシングが開発する「JOYSOUND」、株式会社第一興商が開発する「DAM」の2種類のブランドが存在しています。
カラオケ屋で受け付けする場合、多くの場合は「DAMかJOYSOUND、どちらにするか」と確認される場合が多いですが、これらは当然全くの別物です。
一般的には「JOYSOUNDは採点が緩くてボカロ曲やマイナー曲が豊富、DAMは採点厳しい」と言われています。カラオケの機種を選ぶときはこの認識で選んでいる人が多いでしょう。
JOYSOUNDは通信カラオケの先駆者であり、配信曲数は業界最多。ボカロ曲やマイナー曲に関しても確かに豊富で、曲の追加のスピードもDAMに比べると早い傾向があります。
いわゆる「ネタ曲」も豊富で、ボイスエフェクトなどの機能も搭載されているため、友人とワイワイ歌うには向いているブランドです。
DAMは採点ゲームの精度が高く、細かいテクニックまで測定されるので、比較的上級者向けだと言われています。音源の再現度も高く、「音楽を楽しみたい人向け」のカラオケだといえます。
…とここまで解説してきましたが、実際はこの限りではありません。
JOYSOUNDのほうがマイナー曲やボカロ曲が多い、と言われていますが、近年はDAMもこれらの実装も増えています。DAMにはあるけどJOYSOUNDにはない、って曲も多いですからね。
なんでエゴロックのロングバージョン実装されてねぇんだよJOYSOUND。
一方、JOYSOUNDの採点は簡単、と言われますが、DAMの方が点が出やすい、という人もいるので、結局は歌う人のセンスや研究次第だったりします。
「JOYSOUND」「DAM」選び方ですが、自分のニーズに合わせて選びましょう。
ただ歌いたいだけならどちらもさして変わりません。「好きな曲が入っているか、本人映像があるか」くらいで選んでしまいましょう。
「採点ゲームを楽しみたい」なら、後述する「機種の詳しい違い」と「採点の違い」を重視して選びましょう。
機種と採点ごとの違い
多くの人はDAMとJOYSOUNDの違いくらいは認識していると思いますが、実はこれらの中にも細かい機種ごとの違いがあり、搭載されている採点機能も異なっています。
JOYSOUNDはあまり差がありませんが、特にDAMは機種による差が非常に大きく、採点ゲームを遊ぶ上では非常に重要です。
JOYSOUND MAX ・JOYSOUND MAX2
まずはJOYSOUNDから。「MAX」は2世代前、「MAX2」は1世代前の機種です。
いきなり2つまとめての解説になりましたが、ハッキリ言ってMAXとMAX2の間に大きな差はありません。
MAX→MAX2の違いとしては「ハイレゾ音源」に対応した、というくらいですが、音質なんてものは店舗のスピーカーやマイクなどの設備に大きく依存するので、全く差がない、と言ってしまっても差し支えがありません。
(MAXは比較的古いので感度が悪かったり、反応が悪かったりすることもありますが…。)
旧世代ではあるものの、本人映像の配信や新曲の配信は最新機種と変わらず行われているので、友人とワイワイカラオケで遊ぶならJOYSOUNDは古い機種でも非常に優秀です。
採点を遊ぶ上では、この世代のJOYSOUNDはマイマイクを使う場合に、接続端子が後ろにあるのでスコアラー向けとは言えません。まあ私はマイク持ち込まないし、そこまでする人は少ないとはさすがに思いますが…。
採点ゲーム「分析採点マスター」の特徴
先に断りを入れておきますが、「全国採点GP」に関しては触れません。
全国ランキングが出るタイプの採点は全く触っていない、というのも理由の1つですが、DAMもJOYSOUNDもこの系統の採点は音程バーや加点カウンターが出ない、という致命的な欠点を持っているからです。私はこれが改善されないと使いたいとは思えません。
さて本題に戻りますが、「分析採点マスター」はJOYSOUND MAX・MAX2における「精密採点」ポジションの採点ゲームです。
分析採点マスターの特徴としては採点が減点方式なところ。DAMの採点では多少音程が外れても、テクニックやビブラートによるボーナスで挽回できるチャンスがありますが、こいつはそういったボーナスは無く、テクニックが占める点は完全に固定されています。
音程を多少外して技術点を狙おうものなら、加点されるどころか安定点をゴッソリ持っていかれます。だから感情を無にして、テクニックよりも淡々と棒読みで歌うことを重視したほうが点が出る、という採点になっています。音程厨になれってことですね。
普段DAMを使っている身からすると、得点狙いを目的としてこいつで歌うと全く面白みがないです。音程正確率のグラフに赤い点が出るあの瞬間が本当に嫌い。
あとこいつの問題点としては「途中で演奏終了しても100点が出る」とか、「加点入れなくてもテクニック点が満点出る」といった、採点としての意義を疑ってしまうような事例もあるようです。
最初の30秒くらい歌って演奏中止したら出たスコア。これで94はダメ。
なんだか悪口だらけになってしまいましたが、つまりJOYSOUNDの採点は「とにかく音程重視」ということです。一般的に採点が緩い、と言われているのはテクニックを重視されないから点が出やすい、というだけだったりします。
一応擁護しておくと、分析採点マスターのリザルト画面には音域を判定してオススメの曲を表示してくれる、という機能があります。これはかなり優秀。安定して歌える曲が見つからない初心者にはオススメです。
JOYSOUND MAX GO
JOYSOUNDの最新機種です。この機種は映像機能や音質が強化されたようですが、先述した通り、ハッキリ言ってその差は重要じゃないです。
スコアラー的に重要なことがあるとすればマイク接続端子がDAM同様に前面になったぐらい。私は関係ありませんが。
今年の2月頃までは大した革新もないMAX GOでしたが、今年の2月に「分析採点AI」がしれっと追加されました。
採点ゲーム「分析採点AI」の特徴
分析採点の新コンテンツ「分析採点AI」は、2019年の発売から2年以上を経て満を持して実装された新たなる採点です。
公式は「約600万件のデータを使いディープラーニングで誕生したAIが判定する」と謳っています。
カラオケ中毒者の自分はそもそもDAMユーザーなので存在には4月の終わりまで気づかなかった、というあまりにも影の薄い採点機能ですが、先日これを見つけてワクワクしながら使ってました。
が。
??????????????????????????????????????
??????????????????????????????????????
どう見てもテクニック関連の加点が増えて甘くなっただけの分析採点マスターです。本当にありがとうございました。
…真面目に解説すると、「棒読みで歌った方が点が出る」「テクニック加点が少なすぎる」と評されていた「分析採点マスター」に、テクニック点関連のボーナス点を追加しただけの採点です。
UIが後述するDAMの「精密採点Ai」を彷彿とさせるものだったり、AIボーナスはそんなに付かないから結局分析採点マスターとそんなに変わらなかったり...エクシングさんが何がしたいのかよく分かりません。赤と青のバーとか、AI加点されたときに流れる赤い線とかどう見ても精密採点のパクリだろ。
しかもこいつは「分析採点マスター」で問題だった「棒読み歌唱のほうが点が伸びる」「途中で演奏終了しても高得点出る」といった点が改善されていません。何がAI採点だよ。
AI採点もマスター採点もそんな変わらないので、使い分ける程の価値もないです。なんのために追加したんでしょうか。
JOYSOUNDの機種を総評すると、GOから一応AI採点追加されたけども、採点に関してはやる気なし、といったところでしょうか。私はDAM信者なのでDAM一択です。
LIVEDAM
JOYSOUNDの悪口まとめが終わったところで、次はDAMの現行機種の紹介です。
最初は2世代前のDAM「LIVEDAM」(以降、無印)から。
2010年に発売された古い機種で、現在主流となっている機種の中では最年長の機種です。
最近は本人映像の配信などの新規コンテンツが少なくなってきていて、後継機種にある一部の曲がない、ということも増えてきています。1人カラオケでは選択肢に入る機種ですが、友人とワイワイ遊びたいときはあまりおすすめできません。
無印の長所としては、この機種でしか遊べない「精密採点DX」が搭載されています。
採点ゲーム「精密採点DX」の特徴
精密採点DXは無印にのみ搭載されている採点機能です。
精密採点は「分析採点」と比べて音程よりもテクニックが強く重視されます。
高い音程正確率でも技術点がおざなりだと点がガクッと下がりますし、逆に音程正確率が低くても技術点次第で90点以上が狙えます。
後述の「精密採点DXーG」と比べて、ボーナス点がないので比較的厳しめの採点です。
また、DXでは「抑揚」の項目がかなり重視されています。抑揚をサボると大幅に得点が下がるので、強引なくらい抑揚をつけることが必要になってきます。マイクの距離で抑揚を取るテクニックはかなり有効です。
なお、精密採点DXではしゃくりやこぶし、フォール、ビブラートをカウントするカウンターが歌唱中に表示されません。DX-G以降の採点に慣れているとこれはかなり不便に感じます。
やはり古い機種なので新規の店舗では無印は置かないというケースも増えてきていますし、最近のヒット曲にも関わらず本人映像が無い、ということも少なくはないですが、この機種でしか遊べない採点なので、遊んでみてはいかがでしょうか。
LIVEDAM STADIUM
LIVEDAM STADIUMは1世代前の機種です。
この機種からデュアルディスプレイの対応やデュエット採点の対応、DX-G採点やライブサウンド機能の追加が行われました。
LIVEDAM STADIUMがデュアルディスプレイで運用されている店舗を見たこと無いし(というかカラオケのデュアルディスプレイって意味あるのか…)、ぼっちにはデュエット採点にも縁がないし、ライブサウンドの恩恵もそんなに感じませんが、現行で本人映像追加などのコンテンツが行われているのはSTADIUM以降の機種なので、使用する機会は多い機種です。
また、従来のデンモクに加えて、選曲用タブレット「SmartDAM」が登場したのもこの機種からです。デンモクと比べてぐっと使いやすくなりました。(まあ自分はスマホで曲入れるからほぼ使わないんですけどね)
採点ゲーム「精密採点DXーG」の特徴
STADIUMから実装されたのが「精密採点DXーG」。
精密採点DXをベースに、様々な改善が加えられた採点ゲームです。
こいつの特徴としては「ボーナス点」が追加されていること。表現力・ビブラート・音程の高い要素が通常の点数に加算されます。
上の画像が分かりやすいですが、通常で90点に満たない場合でも表現力ボーナスで大きく加算され、最終的に92点近い点数が出ていますね。
音程を取りにくくて歌いにくい曲や、初めて歌ううろ覚えの曲でも、技術点を拾えば90点以上も比較的狙いやすい採点になっています。
DAMの採点の中でも比較的難易度は易しめで、人によってはJOYSOUNDよりも点が伸びやすかったりします(自分がまさにこれ)。
DXは抑揚に一辺倒な採点でしたが、DXーGはこぶし、しゃくりなどの加点や、ビブラートの精度などの技術点の重要性も上がりました。今まで通り抑揚も重要ではありますが…。
DXーG採点はDXと比べてUIも洗練されて、採点中の加点回数表示や表現点の内訳も確認できるようになりました。
個人的には点が伸びやすく、UIも良いので1番好きな採点ゲームです。
初心者にもオススメなので、DAMを使うなら試してみるといかがでしょうか。
LIVEDAM Ai
LIVEDAM AiはDAMの最新機種です。ちなみにLIVEDAM AiのAiは「エーアイ」ではなく「アイ」です。カラオケの店員や友人にドヤ顔で言いましょう。何こいつ...って思われること間違いなし。
JOYSOUNDのモデルチェンジが「ハイレゾカラオケ」のような細かい変更に留まる中、こいつは訳わかんないくらい進化しやがっています。
目玉機能の1つが「Aiアシスタント」です。siriとかコルタナとかアレクサとかGoogleアシスタントの類がカラオケで使えるようになりました。
カラオケのマイクで曲の予約やリモコンの操作が出来るようになり、リモコンを使わなくても操作が出来るようになりました。
まあ正直感度は良くないし普通にリモコンで操作するわって思いますが、面白い機能だとは思います。私は採点を切り替えるときに1回だけ使いました。誰が使うんだよとか言ってはいけない。
ライブサウンドも大きく進化して、ドームの音響を再現できるようになったらしいですが、まあ私は使いません。
採点ゲーム「精密採点Ai」の特徴
LIVEDAM Aiに実装されたのが「精密採点Ai」。こっちの「Ai」は普通に「エーアイ」と読みます。
Ai採点はDXーGと比べて大きく進歩しています。JOYSOUNDの分析採点AIとかいう手抜きとは比べ物になりません。こっちのほうが先に出てるのに。
精密採点Aiからは「Ai感性ボーナス」という新たなボーナスが追加されました。DXーGのボーナス点に変わる新たな要素です。
採点画面の右側に「Ai感性」というゲージが追加されていますが、譜面のページ毎に、左方向へピンク色のゲージが増えたり、左方向へ青いゲージが増えて集計されていきます。
ピンク色はAi感性+判定で、Ai感性が加点されます。しゃくり・こぶし・ビブラートなどの表現技法によって増加します。
青色はAi感性-判定で、Ai感性が減点されます。極端で不自然な抑揚や、音量の上下に反応するようです。
DXーG以前は抑揚をつけるためにマイクの距離を変化させるテクニックが使えましたが、Aiでは使えません。
これまでの採点に比べ、より本来の歌唱のテクニックが求められるようになっています。
素点が比較的伸びにくく、またDXーGのボーナス点と比べ、3点以上のボーナス点が出ることもあるため、Ai感性が非常に重要になってきます。
ここまでAiボーナスの重要性に触れてきましたが、正直Aiボーナスの基準が分かりません。Ai感性+を意識して歌ってもボーナスが伸びないときもあるし、全く意識していないのに伸びることもあります。正直、AIが本当に採点してるのかはかなり怪しい。
とはいえ、DXーGとは全くの別物なので、これはこれで楽しいです。人によってはこちらのほうが点が伸びやすい場合もあるそうなので、他の採点と使い分けましょう。
採点ゲーム「精密採点DXーG」の特徴
ん?????????
と、思った方もいるかもしれません。
なんとLIVEDAM Aiでは精密採点DXーGが続投しています。
つまり、LIVEDAM Aiを使えば2つの精密採点を切り替えて楽しめる、というわけです。これが超優秀。
3時間だとした場合、半分をDXGで歌うセトリ、半分をAiで歌うセトリ、というように曲に合わせて自分が点を伸ばしやすい採点で歌うこともできちゃいます。
Aiは最新機種で人気も高く、設置されていない店舗もありますが、LIVEDAM Aiを使える状況なら迷わずこれを選びましょう。
まとめ
このように、カラオケは機種や採点によって全く違います。
友達とワイワイ楽しむなら割となんでもいいと思いますが(LIVEDAM無印はやめたほうがいいけど)、1人カラオケなどで採点ゲームをメインに遊びたい場合はこの違いが超重要です。
みなさんもお気に入りの機種を探してみてはいかがでしょうか。
指摘・感想等あればコメント欄にどうぞ!確認次第私も返信しています!
ブログへの質問・リクエストは「マシュマロ」へどうぞ! ↓
ブログに関することも告知しているtwitterです!是非フォローをよろしくお願いします!↓