こんにちは、ふゆりんごです。
今回はヒトカラ日記の第二弾です。
前回はカラオケの機種による違い(という名のJOYSOUNDへの愚痴)についての記事でしたが、今回はマイマイクについてです。
スコアラーのマストアイテム、「マイマイク」
カラオケにマイマイクを持ち込む、という人はなかなかいないかもしれません。
カラオケBanBanの壁には「マイマイク販売中!」みたいな広告が貼ってありますが、あれは結構高いし、本当に買う人っているのかなって思っちゃいます。
私は半年くらいカラオケに通っていますが、わざわざ自分のマイクを持ち込んでカラオケ機器に接続してる人は1人しか見たことがありません。
しかし、スコアラーの世界ではマイマイクの持ち込み、というのは一般的なことのようです。
私がよく読んでいるカラオケ関連のブログの管理人さんはDAM純正のマイクを所持しているようですし、他のブログでも100点狙いの手段として「マイマイク」が紹介されています。
(いつも読んでいるブログを下に勝手に掲載しますが、カラオケのレア機種やスコアタ、採点についてマニアックかつ面白い記事がたくさん掲載されている大好きなブログです。読んでいて楽しいので是非。カラオケのモチベ上がります。)
多くのスコアラーの方が紹介しているのは「CM-2000」というマイクです。
CM-2000はAmazonで2000円前後で購入できる安価なダイナミックマイクですが、このマイクは「倍音」という精密採点の裏加点の加点要素が入りやすい、と言われていて、安価ながらもスコアラーを中心に愛用されています。
精密採点の裏加点って何?という人もいると思うので解説しますが、
精密採点では基本の5項目(音程、安定性、表現力、リズム、ビブラート&ロングトーン)とは別に、裏加点という隠し項目が存在しています。
これはリザルト画面では表示されず、精密集計やFistiaといった非公式の集計サイトでも確認することができません。完全なる隠し項目です。
裏加点の要素として重要なのは「倍音」と言われていて、高得点を狙うなら重要とされています。「倍音」は音楽用語で、音楽に詳しくない私は全く解説できませんが、とにかくCM-2000を使えばそれが入りやすいんだ、と考えてください。
しかし、本当にこのマイクを買うだけでカラオケの点数アップにつながるのでしょうか?私は気になりました。
というわけで購入。
私はスコアラーではないのでそこまで上手いわけではありませんが、凡人が使っても点数アップにつながるのか、検証して来ました。
マイマイクの接続と使用感について
というわけで、LIVEDAM Aiの部屋を確保して検証開始。
今回購入したのは白色のモデルです。Amazonだと黒色が品薄気味かつ値段も高く、プライム特典も使用不可になっていますが、白色は若干安価でプライム配送も利用できました。
本体を見ての感想ですが、若干質感にチープさを感じるもの大きく気にならない程度で、一般的なマイクと違って白いのが結構カッコいい。ちゃんとオンオフのスイッチもついているので、安価ながらカラオケに持ち込むマイクとしては悪くないと思います。
音質は「音が硬い」と評価されることが多いようですが、私は店マイクと比較してもあまり気になりませんでした。そこは店のスピーカー次第で良くも悪くもなりますし、歌えれば正直なんでもいいです。カラオケ以外で使う気はないですし。
接続はDAMの場合、正面右下の「マイク」と書いてあるコネクターに接続するだけです。ただし、マイクを抜き差しする際は、カラオケ筐体側のマイク音量は必ず0にしてください。カラオケ機器の故障に繋がります。
実際に接続して持ってみると、マイク本体は店マイクと比べて小さくて軽いですが、店マイクと違ってマイクのケーブルがあるので、実際は少し重く感じます。マイクコントロールで抑揚を付けるときにちょっと重いな、と感じますね。
ちなみにケーブルが安価で断線しやすい、とのことですが、汎用のフォンケーブルを買えば良いだけなので問題はないと思います。マイク本体も安いので、そこは消耗品だと割り切りましょう。
実戦、マイマイクで点数アップは狙えるのか
さて実戦。店マイク使用時の普段の自分の実力は、DX-Gで最高点が95点台後半、あとはだいたい90点台前半で、曲と調子、体力が良い状態でやっと95出るか出ないかといった感じです。スコアラーほど上手くはありません。
ここ1か月くらい忙しかったのと、ゴールデンウィークで静岡旅行した際に友人と3日連続カラオケに行ったせいで完全にモチベ0だったので、ヒトカラはほぼ1か月ぶりになると思います。
いざ、実戦。
とりあえず精密採点Aiでウォーミングアップ。
最近はofficial髭男dismの曲ばっかり歌ってます。難しいけど歌えると楽しい。
肝心の結果ですが、精密採点Aiではあまり優位性を感じませんでした。最初のほうに歌っていることや、精密採点Aiにそこまで慣れていない、というのもありますが、Aiは素点が厳しい(当社比)ので、マイクで素点アップを狙うよりもAi加点狙ったほうがいいかなぁ、って思います。
一方、精密採点DX-Gではかなり優位性を感じました。
DX-Gに変えてから序盤から自己ベストに近い点数が出続け、歌い慣れた曲では95点前後がかなり安定する状態に。
普段に比べて明らかに素点が高いです。店マイクの素点と比べ、0.5点~1点程度変わります。
チャート画面を見ても普段とあまり変わりないように感じます。むしろ店マイクと比べて音程やしゃくりの判定が若干シビアになったように感じるのですが、素点は高いです。明らかに裏加点の影響でしょう。
ヒゲダンの曲の中で音程がめちゃくちゃに取りづらいAnarchyでは95点台、音域が高すぎるわ音程取りづらいわで全然点が伸びなかった、新曲の「ミックスナッツ」も92点台と、普段以上に点が伸びてくれます。
そして、これまで越えられなかった96点の壁を超えることにも成功。
というわけで詳しくは検証していませんが、CM-2000で精密採点DX-Gを使うと明確に素点が上がります。
普段95点は頑張ってやっと出るかなぁ、ぐらいでしたが、CM-2000だと安定して出るようになりました。
久々のヒトカラだったし、まだまだ研究の余地はあるので、まだまだ点は伸ばせると思います。モチベ上がりました。
マイマイクを買うべきか
精密採点で素点アップの効果が実証できたところで、このマイクを買うべきかどうかの話。
結論から言うと、
・点数狙いでカラオケを遊ぶ人
・人が使ったマイクを使うのに抵抗がある人
こういった人は買いだと思います。
・点数狙いでカラオケを遊ぶ人
どんなテクニックを使ってでも1点でも高い点数を狙いたい、カラオケの採点を一種の音ゲーのようなものだと捉えて遊んでいるなら、このマイクは買いです。
私は歌が上手くなりたい…というよりは、音ゲーとして点数を狙って遊んでいるので、このマイクを購入してかなり満足感が高かったです。
また、店舗によってマイクが古くて反応が悪い…なんてこともありますが、マイマイクならその心配もありません。
一方、カラオケは友人とワイワイ遊ぶものだと考える方、純粋に歌が上手くなりたい方は、このマイクを買う必要はないと思います。店マイクで十分。
・人が使ったマイクを使うのに抵抗がある人
このコロナのご時世、人が使ったマイクを使うのに抵抗がある人も少なくないはずです。
カラオケ各社は設備の清掃、徹底した消毒を全面に押し出してアピールしていますが、実際には「デンモクが指紋ベッタリだった」なんて事例もありますし(↓の記事の事例)、本当にちゃんと消毒できているのかはかなり怪しいものです。
そういった視点から考えると、「マイマイク」はスコアタのためのツールに留まらず、コロナ時代に安心してカラオケを楽しむための新たなツール、と考えることもできます。
コロナのせいでカラオケ行くのは抵抗がある、という人も、マイマイクを買って気分転換にカラオケを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後に
というわけで、スコアラー御用達マイク「CM-2000」をスコアラーでもない人間が使ってみたレビューでした。
個人的にはカラオケのモチベも上がったし、買って良かったと思っています。
JOYSOUNDでは使っていないので、今度はJOYSOUNDの特級呪物「分析採点AI」でも試してみたいですね。
そんなところです。
アルティメットセンパイ、なんか点でた pic.twitter.com/SgIGmFMojH
— ふゆみかん(fyu3kan) (@fyur1ngo) 2022年5月27日
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