完全ワイヤレスイヤホンが4500円!?「SOUNDPEATS TrueFree2」はコスパ最強!【商品レビュー】
こんにちは。なつみかんです。
前回の「お知らせ」の記事で予告しましたが、今回から「商品レビュー」シリーズをやっていきます。なんかブログみたい。
記念すべき第一回は「完全ワイヤレスイヤホン」です。
今回紹介する製品↓
- ワイヤレスイヤホンはほぼ「必須」になっている
- ワイヤレスイヤホン最大の問題:高い!
- ビックカメラで「4378円」、激安ワイヤレスイヤホンとの出逢い
- 開封:意外と高級感のある包装・外観
- 実際に使った感想
- 総評
ワイヤレスイヤホンはほぼ「必須」になっている
最近のスマホからは、あるものが消え始めています。
それは「イヤホンジャック」。
iPhoneは7辺りからイヤホンジャックが無くなり、最近はiPadからも消え始めています。私が最近購入したiPhone12 miniにも付いていません。
イヤホンジャックを廃止する流れはAndroidにも波及していて、Google公式のスマホ「Pixel」にもイヤホンジャックは存在していません。
もちろん有線イヤホンが全く使えなくなった、ということではありません。
「イヤホンジャック変換アダプタ」をLightning端子やUSB-C端子に挿せば使えますが…。
これ、見てください。
この製品はAppleの純正品で、実際に私も使っていますが、
絶対すぐにぶっ壊れるでしょ。
私は家でも外でもイヤホンを常に装着してるような人間なので、イヤホンはわりとすぐに断線します。それに加えてこの耐久性低そうなアダプタですよ。出費が怖いわ。
あと、純正品のイヤホンジャックアダプタを付けると同時にスマホの充電できない、という致命的な欠点もあります。
「充電しながらスマホ触るのはバッテリーの寿命削るからよくない」と言われればそれまでですが、やっぱり充電しながらゲームしたい時もあるし、ちょっと不便です。
イヤホンジャックが廃止された理由は「小型化のため」「スペックを上げるため」といった技術的な理由が挙げられていますが、
やっぱりワイヤレスイヤホンで稼ぎたい、というメーカーの思惑も絡んでいるでしょう。
実際Appleは「AirPods Pro」を販売していますし、Googleも「Pixel Buds」というイヤホンを販売しています。
どちらも2万円以上する超高級品ですが、特に「AirPods」に関してはApple信者を中心に人気ですよね。
まあつまり、ワイヤレスイヤホンを買えってことなんですよ。最近のスマホ業界の流れは。
今はハイエンド端末からの廃止が多いですが、そのうちローエンド端末からも無くなり始めると思います。
ワイヤレスイヤホン最大の問題:高い!
ワイヤレスイヤホンには色々弱点がありますが、最大の問題は高いこと。
AirPodsの3万円はかなり極端な例ですが、やっぱり1万円を超える商品が多く手を出しにくい、というのが現状です。
エレコム Bluetooth ブルートゥース イヤホン ワイヤレス マグネット搭載 AAC対応 HPC21シリーズ 1年間保証 レッド LBT-C/HPC21MPRD
- 発売日: 2017/08/25
- メディア: エレクトロニクス
こういうケーブルが付いてるタイプのワイヤレスイヤホンだと比較的安価ですが、
いや、それってどうなの? って感じですよね。
Bluetoothとはいっても、ケーブル付いてたらちょっと本末転倒だと思います。ワイヤレスイヤホンの良さは「忌々しいケーブルの呪縛がなくなる」ことであって、それが無いのはちょっと微妙。やっぱり完全ワイヤレスイヤホン一択。
amazonで調べると色々安い製品が出てきますが、なーんか怪しいんですよね。
レビューが妙に高いとか、明らかにAirpodsのパクリ製品とか、商品紹介文がちょっと変、とか...。
amazonは業者がレビューして評価を釣り上げる、いわゆる「サクラ行為」が横行してるので、レビューの評価は信用できません。「サクラチェッカー」という外部サイトでチェックすると、大概がヤバい製品だったりします。
余談ですが、昔私の後輩がAmazonのヤバそうな商品をサクラチェッカーにかけて遊ぶ、という性格の悪そうな遊びをしていたのを覚えています。
あの遊び、ちょっと楽しいですが、人間不信になってamazonが使えなくなるのでサクラチェッカーの利用はほどほどに。
ビックカメラで「4378円」、激安ワイヤレスイヤホンとの出逢い
私も以前から完全ワイヤレスイヤホンが欲しい、とは思っていましたが、かなり高いし、安い製品は怪しいし…ちょっと手が出ませんでした。
そんな中、ふらっと立ち寄った岡山のビックカメラで面白そうな製品を発見しました。
なんとこの製品、ビックカメラなのに税込4378円です。
ビックカメラはネットショッピングと比べるとちょっとお高め(その代わり、安心して買えるし店員さんのサービス料もあるから仕方ないけどね)ですが、それでも5000円切り。
すっごく面白そう!ブログを一年やり続けた人間の本能が働きました。
店員のお兄さんからもいろいろ話を聞いて、ついつい衝動買い。引っ越す前なのに何やってんだ...。
イヤホン売り場の店員さんいわく、「とりあえず完全ワイヤレスイヤホンを試したい人には良いイヤホン。前機種も割と評判がよくて、この価格帯ではオススメ。」とのことでした。
Amazonで買うのはちょっと怖いですが、ビックカメラなら安心。(最悪初期不良起こしたら返品すればいいし、そこらへんの対応がスムーズなのが店舗のいいとこ)
ゴミ製品だったらブログでボコボコに評価すればいい...。そう思って、半分ネタで購入したのですが。
これが割と良かった。
開封:意外と高級感のある包装・外観
前置きが長くなりましたが、早速開封してみましょう。
外箱。スポーツ用品店に置かれてそうなパッケージです。
こういう製品ってやけに欧米人をパッケージに起用したがるイメージがありますが、なんででしょうか。
まあ割とオシャレなので、悪くはないと思いますが。
パッケージ側面。
なんかスペックが色々書いてありますが、若干機械翻訳感があって不安。
そしてMADE IN CHINAです。まあ…ですよねぇ。
箱を開けるとこんな感じ。
(透明のケースみたいなのが付いてて、撮影のときに反射がヤバすぎたので剥がしましたが、そのせいでちょっと汚くなってます)
箱を開けた瞬間に製品がドーン、って出てくるタイプの包装って良いですよね。
完全ワイヤレスイヤホンとしては格安な部類ですが、こういうところにもこだわりがあって好感が持てます。
内容物はこんな感じ。
イヤホン本体とケース、充電ケーブル(USB-C)、説明書、イヤーピースが入っています。
説明書は日本語対応していましたが、まあ特に重要なことは書いていませんでした。
ワイヤレスイヤホンとして最低限必要なものは揃っている感じです。
イヤホン本体はこんな感じ。
格安品ですが、見た目は悪くないと思います。
安っぽさや作りの雑さを感じることはありません。10000円のイヤホン、と言われても遜色ないレベルだと感じました。
実際に使った感想
ここからは、実際に使ってみての感想です。
セットアップについて
セットアップは非常に簡単。iPhoneの場合、
①設定→Bluetoothを選択
②イヤホンを同時にケースから取り出すと、「SOUNDPEATS TrueFree2」が表示されるので選択
これだけで初回のペアリングは完了です。以降はケースから取り出すだけで自動接続されます。
ワイヤレスイヤホンとしては当然の機能だとは思いますが、挙動がおかしかったり、ペアリングに手間取ったりすることはありませんでした。格安品としては十分。
装着した感想
装着してみた感想は、しっかりと装着感があって、ジョギングなどをしても落ちることはなさそうだな、と感じました。
装着した時に落ちないよう出っ張りがあるのですが、それがイヤホンをちゃんと支えてくれています。
ただ、これちょっと違和感があります。「痛い」というほどではありませんが、慣れるまではちょっと気持ち悪い、と感じるかもしれません。
大手のイヤホンメーカーはここが改良されて、付け心地とフィット感のバランスが良い製品も多いので、それには劣りますね。
操作性・使い勝手について
使い勝手は値段の割に良好です。
特に良かったのは「片耳だけでも使用できる」ということ。完全ワイヤレスイヤホンには両耳だけでしか使えない製品もあるようですが、このイヤホンは左右どちらも、片方だけで使用できます。
寝転がって使うときなどにこの機能は便利。私も片耳だけイヤホンを装着して使うことが多いので、かなり気に入っています。
リモコン機能もついていますが、物理ボタン方式なのでこれは微妙。
良く言えば「誤動作が少ない」ですが、しっかり押し込まないと反応してくれないので、装着した状態で操作するのは辛いです。
何回か連打したり、長押しする操作があるのですが、これはハッキリ言って無理。
先述したイヤホンの出っ張りが突き立つので、装着した状態で操作すると痛い痛い。
リモコン機能は使いにくいので、スマホで操作するものだと割り切って使ったほうがいいと思います。
電波に関しては、特に途切れたり、ノイズが乗ったりすることなく使用できたので悪くないと思います。
結構遠くからでもちゃんと受信してくれるので、料理中や掃除中など、部屋の中を動き回るちょっとした作業のときも安心して使えます。
有線イヤホンと比べると、やっぱりケーブルが無いのが良いですね。
歩いたときにガサガサケーブルが掠れる音がする...とか、ケーブルが断線する...といったことが無いのは最高です。
バッテリー・充電について
連続再生可能時間は4時間、イヤホンと充電ケースの充電時間は2時間と、やはり格安品だけあって大手メーカーの製品には劣りますね。
しかし、ケースに入れるだけで4回まで充電可能なので、通勤・通学でちょっと使う分には十分だと思います。
有線イヤホンと併用するとかなり便利。
「外出時や携帯の充電中はこのイヤホンを使って、イヤホンの充電中や部屋の中では有線イヤホンを使う」という使い分けをすれば、4時間でも十分です。
安いワイヤレスイヤホンだとMicro USBで充電するものが多いようですが、この製品はケースの充電がUSB-Cで出来ちゃいます。これ地味に嬉しいポイント。
最近のAndroid端末やノートパソコンはUSB-Cが搭載されていることがほとんどなので、それらとケーブルを統一出来るのはかなり嬉しいですね。
…まあiPhone君は未だにLightningとかいうゴミ規格を使っているので、iPhoneユーザーには関係のない話ですが。iPhoneもいい加減に見習ってくれ。
音質について
やはりイヤホンは音質が何よりも重要ですよね。
結論から言うと、4000円台の有線イヤホンと同等クラスで、十分使えるレベルだと思います。正直買うまでは、100均イヤホンクラスのゴミを想像して「音が鳴ればいいや」程度に思っていましたが、想像以上に良かったです。
聴いた感想としては、どの音もフラットに鳴るイヤホンだと感じました。
高い音も低い音もどれも強すぎず弱すぎず、バランスよく流れます。
最近のイヤホンはやたらと重低音が強かったり、逆にハイレゾ音源意識で高音が強めだったりするイヤホンが多いですが、このイヤホンは癖が少なく飽きない聴き心地です。個人的にはかなり好みですね。
聴いていて気になったのはギターやドラムの音が綺麗に出ないんですよね。音がガサガサするというか、クリアに聞こえないというか。
聴けないレベルではないですが、曲によっては気になるかもしれません。
私が最近購入したソニーの1000円イヤホンよりは遥かに良いと思います。
3000円~4000円クラスのイヤホンと比べても遜色ないレベル。
過去に使っていたAudio-technicaのイヤホンは強すぎる重低音が不満だったので、私はこっちのほうが好きです。
遅延について
ワイヤレスイヤホンの最大の欠点は「遅延が起きること」です。Bluetoothを利用している以上、仕方ないことではありますが。
音楽を聴くだけなら遅延は気になりませんが、動画視聴やゲームではどうでしょうか。
Youtubeを視聴するだけなら特に気になりませんでした。アプリ側が調整しているのかは不明ですが、音ズレを感じることなく快適に視聴できています。
明らかにズレを感じるのはゲームをするとき。
FPSゲームや音ゲーをプレイする時は特に致命的です。このブログでも度々登場する「デレステ」で、ワイヤレスイヤホンを使用した状態で判定設定をするとこうなります。
左が普段の設定、右がワイヤレスイヤホンで判定調整したときの設定。音ゲーをプレイしたことある人なら、この数値がどれだけ異常なものか分かると思います。
体感ですが、0.5秒近く遅れている気がしますね。明らかにプレイに支障が出ます。
設定次第なのかもしれませんが、ゲームで使うのは絶対にやめたほうがいいと思います。
総評
・格安だが、機能面でも充実した完全ワイヤレスイヤホン!
・音はフラット、4500円としては悪くない!
・音楽鑑賞・動画視聴の用途では優秀!ゲームは無理…。
やはり、4500円で完全ワイヤレスイヤホンが試せる!と考えれば、非常に良い製品だと思います。
「ワイヤレスイヤホンがいくら便利とはいっても、イヤホンに10000円はちょっと...」と感じる方は、まずこの製品で完全ワイヤレスイヤホンがどんなものか試して、気に入ったらもっと高い製品を検討すれば良いと思います。エントリー機としてオススメできる商品です。
Amazonでは3900円ほどで買えるみたいなので、気になる方は以下のリンクからどうぞ。
余談ですが、私はPayPayで支払ったので、実質半額以下の値段でこのイヤホンを買うことが出来ました。マジでPayPay最高です。
では、最後にこの商品を例の「サクラチェッカー」で確認して終わりにしましょう。
…我々は何も見なかった。良いね?????
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